岩手モリヤ株式会社 -IWATE MORIYA CO., LTD.-

代表取締役社長 森奥 信孝(モリオク ノブタカ)
受け身でない提案型の姿勢が、デザイナーの求める最高のデザインを最高の仕上がりに導く。
[生地試験室]では生地の収縮性を把握。

良質の製品づくりは素材の安定から

スポンジングマシンスポンジングマシンを活用し生地をしっかりとリラックスさせることから始まる。

岩手モリヤの主力製品は、婦人ジャケット及びウールコート。

社内生地試験室にて表素材の生地試験を行い、その情報を基にスポンジングを行い、素材をリラックスさせる。

素材本来の風合いを大切にする事が良質な服作りの基本と考えている。

生地の収縮特性を把握するための試験設備、大型スポンジングマシン、エージングボックスを連動させた接着プレス機、更にイタリアから導入したマルチフュージングプレス機など、前処理工程にいち早く先端技術を導入。これらにより、素材の風合いを損なうことなく、思いどおりのデザインを具現化しており、高品質・高付加価値を実現。


デザイナーの意図を確かな製品づくりにつなげる

アパレルへの提案型縫製活動は、現場の経験と知識が大事。アパレルへの提案型縫製活動は、現場の経験と知識が大事。

アパレルへの提案型縫製活動は企業理念の一つ。

 

時間を要し手をかけた分、デザインどおりの質の高い製品が出来上がる。

国内生産の強みは、安価ではないがそれ以上の価値が創造できる事。要望以上の成果を出すという強い信念を持つ人の想いが製品づくりに生かされている。

 

そういった取り組みが『岩手モリヤの製品は一味以上違う』と、取引各社から絶大な信頼と評価を受けている。

 

 

 

 



最新のIT技術と職人技が融合

プロジェクター投影による生地のカッティングプロジェクター投影による生地のカッティング。


各取引先から取得した基パターン情報から、グレーディング・裏地・芯地パターンを作成。

CADのバージョンアップやオートスキャナーの導入などでパターンのグレーディングもすべて当社にて対応。

 

CAM(3台)にて裁断~芯貼り後、縫製班に最新鋭縫製機器を導入し、「人の勘・経験・テクニックに頼らない縫製」部分と、より高度な技術を要する工程は優秀な技能者が担当。

 

 

 




「ハンガーシステム」導入でシワを一切つくらない搬送と、スピード納品を実現。

シワをつくらない「ハンガーシステム」高品質と目で見える生産管理を実現シワをつくらない「ハンガーシステム」高品質と目で見える生産管理を実現。

シンプルなデザインの中に、神経のいきとどいたディティール。

”布がこれほど美しい曲線を表現できるものだろうか”

立体感があり、体にフィットする美しい曲線仕上げ。本流工程からは一枚流しでシワの無い物づくりを実現。





着心地感が良いのは当然のこと、お客様をより美しく、大人の品格を漂うそんな想像をもさせる仕上がりにする。ハンガーシステムにより、その美しい姿のままお客様のもとへ届けられる。

 

完全内製化こそが均一、高品質かつ短サイクルに製品を供給する要。

美しい曲線美が、女性をさらに美しく引き立てる。一貫した品質管理が、商品の仕上げに表れる。美しい曲線美が、女性をさらに美しく引き立てる。一貫した品質管理が、商品の仕上げに表れる。

岩手モリヤ社は、安定した品質を保つために早い時期に内製化の道を選択した。完全内製化によりマトメ工程も縫製班内で行い一貫した品質管理を行っている。その結果、原反投入から製品出荷までを3日間というスピードで生産する事も可能になり、追加生産などのフォロー体制も万全となった。

プレスは縫製最終工程で行われており、縫製上がり即日出荷が可能なため、追加オーダーなど短サイクルにも柔軟に対応している。

 




企業は人なり。
縫製業の未来は「人財」の育成以外にない。

作業環境を改善し、従業員が働き続けたい環境に。地元学卒者の積極採用など、技術の継承を積極的に行っている。作業環境を改善し、従業員が働き続けたい環境に。 地元学卒者の積極採用など、技術の継承を積極的に行っている。

森奥社長はこの想いから、「人財」育成には積極的に取り組んできている。

海外からの研修生受け入れも試験的に行ったが 4 年でやめた。なぜなら短期の研修を終えたあとは自国に帰ってしまい、技術の伝承・蓄積がそこには残らないからである。

機械にはできない「人」の経験値が必要な世界、貴重な「人財」の必要性を実感した。





そういったことから、地元から毎年、積極的に職員を採用し、若手の育成と技術の伝承も忘れていない。 毎年「国家検定洋裁技能士」にも果敢にチャレンジさせ、個々のレベルアップにもと組んでいる。現在技能士は約40名。優秀な技術を継承できる環境づくりにも余念がない。




その一方で、不要であれば勘や個々のテクニックに頼る部分を排除し、 IT 化にも積極的に取り組んでいる。IT化、最新機器の導入により、標準化と均質化・スピード化を図り時代のニーズにも対応している。

現場のリーダーは当たり前に、仕様書の確認や工程の確認、進捗状況などをタブレット端末を駆使し品質管理・スピード化の質を高めている。


 

 

また、縫製工場は女性職員が多い職場。

女性の働く環境にも配慮した環境改善や工場内の LED 化などエコ対策と快適な作業環境づくりにも細心の配慮を行っている。

森奥社長が常日頃から力説する「技術のブランド化」が、工場の内のいたるところから溢れている。

 



2016年2月。岩手モリヤの取り組みが評価

復興庁は、被災地の事業者が取組む、創造的な取組みの後押しを目的に、新たな挑戦や課題克服に取組みを取りまとめた「私たちが創る~産業復興創造 東北の経営者たち~」を発行。
岩手では震災以降、果敢に復興に取り組んだ岩手モリヤ社が紹介されている。
【私たちが創る~産業復興創造 東北の経営者たち~】


企業概要

1974年… モリヤ洋装(本社・東京)の地方工場「モリヤ洋装久慈工場」を久慈市長内町に誘致企業として進出。

1988年… 地元に根付く企業をめざし現地法人「岩手モリヤ株式会社」を設立。同年に現在本社・工場の所在土地を取得。新工場を建設し移転。

毎年、地元学卒者を積極的に採用。優秀な技術者養成の人材育成を行っている。

従業員は、毎年「国家検定洋裁技能士」を受験。一級・二級技能士が数多く誕生している。

現在の従業員平均年齢は34歳と若く、女性管理者も数多く誕生。

一方で「人の経験・勘・テクニックに頼らない物づくり」を目指し、最新鋭機器を積極的に導入。高付加価値な高級婦人服を安定品質にて縫製している。

2011年6月… 第33回 繊研賞受賞。

2016年2月… 復興庁は、被災地の事業者が取組む、創造的な取組みの後押しを目的に、新たな挑戦や課題克服に取組みを取りまとめた「私たちが創る~産業復興創造 東北の経営者たち~」を発行。
岩手県では岩手モリヤ社が紹介されている。
【私たちが創る~産業復興創造 東北の経営者たち~】


モットー

岩手モリヤで縫製した洋服を着る人が、価格以上の満足感と価値観を得られる。

業界ナンバーワンの高品質で感性豊かな商品をつくり続ける。

当社生地試験室にて素材試験~スポンジングの実施。

完全内製化による一貫生産で高い品質管理と短納期対応を行う。

展示会サンプル・先上げサンプル作製、多品種少量~大量生産~追加生産対応。

生産設備体制

生地試験一式 スポンジング一式 中間プレス機 CAD× 6
CAM× 3 芯貼り機× 3 自動糸切本縫い× 80 サージング× 3
ハンドステッチ× 3 電子千鳥× 4 ハンガーシステム× 100set 自動玉縁付× 2
穴がかり× 6 閂止め× 4 釦付け× 6 裾まつり× 8

アクセス